Wednesday, July 29, 2009

マイケルさんの、プロポフォールの、使用の仕方について・・・なんとなく気持ちがわかるような・・・

 テレビ番組で、マイケルジャクソンさんは、プロポフォールを、眠りたいときに、投与し続けて、起きたいときに、投与をやめていた・・・と、報道されていましたが・・・

 ひどい慢性疼痛を抱えている人であれば、眠りたいときに、強力な鎮痛作用のある薬を使用したい!と、いう考えに至るのは、ある意味当たり前なのではないでしょうか?

 プロポフォールのPDF添付文書<ネット上で検索していたら、歯科治療の、麻酔に使われることもあるみたいです・・・>を見ただけでは、慢性疼痛患者さんからしてみれば、一度どれくらい効くのか?試してみたい!と、思うような内容だし、マスコミが騒いでいるほど危険な麻酔薬とは読み取れない内容だし・・・

 私自身、今年の2月に、このままひどい痛みに耐え続けるのはもう限界かも?・・・と、いう、最中、治験という形ではあるけれど、モルヒネと、フェンタニルの組み合わせという、強力な鎮痛剤の投与を受ける機会に恵まれた?けれど・・・

 投与を受けて、最初にやりたかったことは「とにかく、自分が眠りたいときに、ぐっすり眠りたい!」と、いうことだったので・・・実際、投与を受けて薬が効き始めると同時に、心地よく眠りにつけましたし・・・

ぐっすり眠れたことは、ほんとにうれしかったし、たとえ眠るときだけでも、痛みが取れるのであれば、たとえ、寿命が短くなったり、副作用や事故の可能性があっても、痛みに耐え疲れて自殺するよりは、クオリティーの高い生活ができるだろうということで、強力な薬を使い続けることを希望していたと思います・・・

 ひどい慢性疼痛を抱えている患者さんからしてみれば、起きている間は、ずっと、痛みに耐え続けている状態なので、マイケルさんがしていたように、薬の投与をやめる=眠れない、または、目覚める・・・と、いう形になるのでは?

 それと、私は今、たまたま、一時的な麻薬の使用で、4月以後、医療用麻薬類を使用せずにすんでいますが、もしも、治験を受ける前の痛みのレベルが今も続いていたら、自分が支払える範囲で、医療用麻薬<モルヒネなどを・・・フェンタニルは、保険がきかず一回あたりのお薬の価格が6540円=私は5mgフェンタニル・薬価・・・ほどするので、月にすれば20万円近くになります・・・>を、処方してくれる医師を「チマナコ」に、なって探していたと思いますし・・・

 マイケルさんが、自由に使えるお金をたくさん持っていたとしたら、たとえ高価でも痛みに効くお薬を「チマナコ」になって、探していたとしても、不思議なことではないというか・・・

 そんな中で、たまたま試した、プロポフォールが、効いて、使い続けていらっしゃったのでは?・・・

 マスコミは、マイケルさんの薬の使い方の「無謀?ぶり・・・」や、処方した医師の責任問題ばかりに焦点を当てていますが、「ひどい痛みを抱えた人がどういう考えに至るか?また、行動してしまうのか?」と、いう点からも、「考える機会」を、視聴者なり、読者なりに与えるような報道をしてほしいと思っています・・・

 そういう機会を与えられないと、実際に自分自身や、身内が、がんなどに罹り、強力な鎮痛剤を使わざる得なくなったときに、パニックになったり、偏見に惑わされたりする可能性があると思いますので・・・

 私自身がもしも、末期がんなどで余命宣告された中、ひどい痛みでまともに動けない状態になったら、適切な医療用麻薬を使用して、最後まで、「まともに動ける」状態でいたいと思うだろうし・・・

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